去年現地で買った雑誌を参考に旅のプランを練る |
社会人にとっての夏休み
ありがたいことに弊社は「業務に支障がないようにとってね!」と、
5日の有給を使うように決められています。
通常は8月のいわゆるお盆の期間にまとめて取得するのが一般的なのですが
自分はいつも9月に取得しています
なぜなら!
お盆はどこも混むし、宿も船もガソリンもあらゆるものが高いですし
あとは業務的な理由で会社が完全に休みになるというわけでもないので
誰か残ってないといけないし~
ということで😇
コスパ重視の9月夏休み(通常はシルバーウイークとドッキング)が自分的夏休みの定番なのです
🚗
今年の夏休み、9月
・・・といいますか先週です
シルバーウイークと組み合わせて10連休で北海道に行ってきました
北海道は去年の夏休みも旅した場所なのですが
去年、1週間ちょっとの滞在で回れたのは北海道の西側半分でした
そこで今年は主に道東エリアを中心に散策しようと企てて
実際に旅をしてきました
その模様を何回かに分けて投稿していきます
第一話はスタート地点に立つまでのお話
スタート地点?自宅では?
それは続きを見てのお楽しみ笑
ということで9/16、朝6時半
今回は機動力とコスト重視でオール車中泊!ということでマットレスと寝袋を始め 着替えやらカメラの撮影機材やら色々詰め込んでいます |
北陸道を北に、
新潟市の新日本海フェリー新潟ターミナルを目指します
出港は2023/09/16 お昼12時、
手続きなどを考えると午前10時前には現地入りするつもりで自宅を出ます
北陸道は安定の閑散っぷりで
クルコンに運転を任せてゆるゆると北陸道を走れました
あっという間に新潟市!
新潟が誇るローカルスーパーマーケットチェーン、原信!お惣菜が超美味しいんですよ フェリーは小樽港まで16時間の船旅となるので、途中過ごす飲み物やお菓子などはスーパーで調達しておきます |
新潟市内は雨模様 カーフェリーの待機場所は結構賑わっていた |
新日本海フェリーあざれあ号 小樽~新潟間を結ぶ定期便です |
今年のシルバーウィークは秋分の日と土曜日が被っていて
長期連休を取りづらいカレンダーでしたので
そこまで混雑しないのでは思っていましたが、
意外と車も人も多かった印象です
皆考えることは一緒なのかな~フェリーですと
3連休で北海道行って帰って、は無いと思うので長期滞在前提だと思いますし
最低地上高のない車なので、こういうスロープは少し緊張します |
あざれあの格納庫にて |
波風は高くなく穏やかな航海を告げるアナウンスが有り一安心しましたが
念のため酔どめ薬をのんでおきます(アネロン様々!)
乗り物酔いしない人が本当に羨ましい😭
船と一緒にカモメが飛んでいた かっぱえびせんばらまいている人いました |
本州とはしばしのお別れ~👋 |
あざれあ号の共有スペース レストラン、売店、カフェ、ジムやカラオケルーム、銭湯など完備しています |
ランチは船の中で このあと北海道でたらふく食べるであろう?イクラ丼たべましたw |
ほんとうは個室取りたかったのですけどね~、いつものCランクスペースです アイマスクと耳栓あると快適に過ごせます |
船で16時間の航海中は何をして過ごす?問題
船にFree Wi-Fiはありますが陸地のそばしか使えず1日30分×5回だけ(そしてそこまで速度でない)
基本的にスマホはオフラインになることが多いのですよね
少し気だるさのある、午後の船内 おつまみの乾物と酒の臭いが立ち込めます |
酔どめ飲んでるので多少は活字も見れる |
大体は寝る・食う・飲む・ボーッとする
DVDとか持ち込みで見る
そんな感じでしょう
多くの人は飲んだくれてます、ですので船内は酒臭いw
船の上から見た夕焼け たまたま船が並走していた 山形県沖あたり |
北海道前借りなディナー、ジンギスカン 実はラム肉苦手なんです・・・1年ぶりにリベンジしたけどやっぱり苦手は変わりませんでした🥺 |
船にはレストランがあるのでランチとディナーはそこで済ますことも可
安く済ませたい人は持ち込みでお惣菜、お弁当を召し上がる人や
定番のカップ麺、食べてる人もそこそこいらっしゃいます
個人的にはせっかくの旅なのにカップ麺はないわ~と思いますよ、ええ🥺
そういう意味では実はまだやきそば弁当食べたことがないw
ということで9/17、午前4時半定刻通り小樽港着
どうせ途中でつまみ食い色々するだろうから、と朝ごはんは簡素に |
出庫まちの相棒 順番待ちなので4時半着でも出庫は5時前です |
去年は北海道初日は小樽、札幌で過ごしましたが
今年は去年足跡をつけたところはスキップして未踏の地を目指す旅なので
まずは稚内を目指します
つまり今回の旅のプランは
稚内を実質のスタート地点として
道東を南下しながら巡っていきます
なので実質のスタート地点、稚内を目指して一気に350km走ります😇
小樽から高速使って留萌に抜けるのが定石ルート(ナビ指示)ですが
せっかくですので海岸線(オロロンライン)をゆるゆると北上していくことにしました
朝焼けの中、オロロンラインを北上します 正面は改修中の石狩河口橋 北海道石狩市 |
朝日が登る 北海道と言いながらも熱くなりそうな日差しでした |
信号で停まったときにふと横を見たら謎の休憩スペース的な 別荘のチラシ貼りまくりで入りづらいですし。。。 北海道石狩市 |
とりあえず気楽な車中泊旅ですので
今日中に稚内到着したらいいや、というつもりで
ゆるゆるとオロロンラインを北上します
が、やっぱりそこは北海道
流れが超速い笑
最初はちょっとだけ遠慮してましたが、最終的には郷に従いました😂
ワイのFA20DIT 300PSが火を吹くぜ!
まだまだこんな景色序の口笑 信号が殆どないので下道とはいえ快適に走れます |
道の駅石狩 あいろーど厚田で休憩 早朝でも車が多いのは車中泊してる人が大半 |
寄り道、黄金岬(留萌)
黄金岬は北海道に2箇所あり
1つは神威岬の方、北海道積丹郡積丹町のやつと
もう1つがここ、留萌の黄金岬
黄金岬からの眺め |
駐車場の後ろがフリーのキャンプ場でした |
うーんなんだろう、
北海道の海岸線沿いは溶岩でできた地形が多い |
積丹町の黄金岬のほうが見応えはあったかな~という印象でした
まぁ、こういうのは現地に来てみないとわからないよね!
黄金岬(留萌)をあとに
北へ、北へ!オロロンラインオロロン~
留萌を過ぎてオロロンラインもいよいよ本気だしてきた感あります |
地味に人気のある?オロロンライン沿いの名所 夜に目が光るらしいです🐻 北海道苫前郡苫前町 |
北海道の主要都市を結ぶ道路沿いに点々とある町は地方都市と言うには小規模すぎて
かと言って限界集落というわけでもない寂れた町がいくつか続きます
まばらな民家と商店
道路沿いにひたすら続く電線と路肩を示す矢印
北海道の典型的な景色ってこういう景色なんだと個人的には思います
北へ、北へ
道の駅えんべつ富士見にて 限定に惹かれましたw |
遠別町から国道232を離れ、より海沿いの道道(町道?)へ入りました 車ほとんどおらず、ひたすら真っ直ぐな道が続きます |
オロロンラインを外れた海沿いの道はのどかな牧草地が続きました |
そしてオロロンラインのメインの見どころへ
オトンルイ風力発電所
去年はここ、雨と霧で何も見えなかったで、バッチリリベンジ果たせました✌
この景色が見たかったしこれを撮るために超望遠レンズ持ってきたと言っても過言ではないw 天塩河口大橋から撮影 |
利尻山は雲がかかっていましたがピークは見えました 天塩河口大橋の上から撮影 |
オトンルイ風力発電所と利尻島(利尻山)
もちろん愛車とも記念撮影😤
天塩河口大橋渡ったところのパーキングにて |
道道106号、天塩川河口方面を超望遠でみる ひたすら真っ直ぐな道です この延々続く路肩を示す矢印が北海道っぽい |
超望遠で撮ってるので景色がギュッと圧縮されていますが 肉眼で見ると風車同士は結構離れています |
いうほど交通量がなかったので路肩に車を止めて少し写真撮影しました
ちなみにオトンルイ風力発電所の風力発電風車、建て替えが予定されているようで
この景色は2025年上旬まで、とのことです
まだ見て無くてみたいと思っている人は早いうちに足を運んだほうが良さそうですね
次期型はもっと高効率な風車でこのような並びにはならさそうな雰囲気です
ここから少し道をそれて内陸方面、サロベツ原野を散策します
この界隈は礼文島と合わせて利尻礼文サロベツ国立公園として手厚く保護されています
サロベツ原野 海からの風が強いんだろう、木の形が面白かった(MJのゼログラビティみたい!) |
パンケ沼に向かう道中にて お辞儀したりしてちょっと牛さんとコミュニケーションとってたらヨダレめっちゃかけられたw |
パンケ沼 サロベツ原野にいくつかある沼の1つ、水が赤かったのが印象的でした 利尻山は相変わらず雲がかかっていました 水鳥さん全然いなかったな~一応観察デッキ行ってみましたが |
実はこのあたりまで来るとほぼ稚内なんですよねもう笑
今日の予定経路の8割はもう消化しましたがまだお昼にもなっていない
まぁ午前5時前から走っているので活動時間は長いのですが・・・
このまま今日の車中泊スポットである稚内の市街地を目指しても良いのですが
それではつまらないので
ちょっと寄り道して内陸を北に進みます
ということで幌延町、トナカイ観光牧場
エサあげてたらバトル始まりました🦌 |
スマホの広角でビヨーンと撮ってみた |
レストハウス |
広い公園、人よりトナカイのほうが多そう |
サロベツ原野から山の方に入ったところにあり
幌延町も小さな町なのでマイナーな観光スポットといえばそうなのですけど
旅人だからこうところにあえて訪れる感じではあります
しばしトナカイさんとの戯れ
餌は200円で購入できます🦌
ついでにここでランチ~と思っていたのですが思ったよりもレストランのメニューがカレーそば・うどん、ラーメンにオムライス・・・と平凡すぎて萎えてしまい結局ここではいいや、とスルーしてしまいました
個人的には鹿肉のハンバーガー食べたかった😁
トナカイ観光牧場をあとに
近くの牧草地の丘の上に1本松の木があるというから寄り道してみて
ふーんって感じで観光しました
なんていうか、豊頃町(帯広の方)にあるハルニレの木のほうが映えるな~という印象です
牧草地の一本の木というのはたしかに北海道っぽい
このまま内陸を北に、宗谷岬を目指します
道道889号あたり・・・確か |
めっちゃでっかい農作業車走っていました さすが北海道、並のトラクターじゃない これも道道889あたり |
風車の道 |
白い道 ホタテの貝殻敷き詰めた道です |
風車の道と白い道は安定の絶景ですよね
ただ白い道、砂埃がすごいですw
ソロリソロリ走っていましたが愛車は白い砂埃(貝殻のかけら)まみれになってしまいましたよ😭
愛車の写真が少し白みがかった黒になってるのは天候や加工のせいではないですw
色々寄り道しながら走っていましたが昼過ぎには宗谷岬に到着しました
日本最北端の地の碑前、連休ということもあり行列していました笑 |
気がついたらお昼過ぎていたので宗谷岬でランチいただきました |
ランチのホタテ塩ラーメン 味はほたて貝入りの至って普通の塩ラーメンですが最北の地という立地で美味しさ倍増! |
宗谷岬
本土最北端の地ではあるのですけど軒を連ねる食堂やお土産物屋さん
賑わう人々と車
ということであまり秘境感はない場所ではあります
案の定、最北端の地の碑前は記念撮影の行列できていましたし
柏屋さん 去年到達証明書は入手しているので外から写真撮るだけにしました |
宗谷岬の先っちょあたりは程々に
去年は行かなかった道挟んで向かいの宗谷岬公園を散策してみました
・・・徐々に雲が濃くなってきた🫠
宗谷岬公園にて この手の看板は能登半島の先っちょの禄剛埼灯台にもありましたね~ |
日露戦争時の遺構が残っています 宗谷岬公園にて |
宗谷岬公園はなんだか平和の鐘とか慰霊の鐘とかちょっとコンテンツが飽和気味w
大韓航空機爆破事件の慰霊碑 |
子育て平和の鐘(左) 世界平和の鐘(右) |
立地が立地なので気持ちはわかりますがもう少し整理しても良いんじゃねぇの~とは思いました、はい😇
宗谷岬で過ごしたら稚内市内へ行くことにしました
とりあえず今日は道の駅わっかないで車中泊しようかな~と思って
・・・雲が増えてきて天気も下り坂でしたしね!
ということで宗谷岬から30分、稚内市内です
定番の防波堤ドームまえにて 稚内市 ・・・そういえば防波堤ドーム内にテーブルセット広げて宴の準備してたバイクの輩いました🤔 |
稚内市ですが、まだ車中泊拠点で腰を据えるには日がたかかったので
そのままノシャップ岬方面へ行きノシャップ寒流水族館など堪能してから戻ってきました
ノシャップ岬の模様はこんな感じ
ノシャップ岬 日本で2番めに北にある岬です |
ノシャップ寒流水族館にて アザラシさんキャワワ🥰 遊んでいる間ずっと目があっていました |
ノシャップ寒流水族館の隣りにある科学館には南極越冬隊が使っていた機材が展示してあり意外と楽しめた |
ちなみに、南極越冬隊の展示コーナーの扱いが少し雑な気がするw |
そういえばノシャップ岬にも行きたいお店(樺太食堂さん)のピン打ってたんだった
結局行きそびれたな~
16時、
改めて道の駅稚内に車を停めて車中泊の準備をします
まずは道の駅拠点に街の散策
JR稚内駅が道の駅にもなっています 鉄道の終点ということでそれにちなんだモニュメント的なやつもあります |
稚内の商店街・・・シャッター街🥺 BGMの地元FM放送が静かに響きわたります |
稚内港前に日帰り入浴施設施設があるので徒歩で20分ほど ついでに晩ごはんのお店も探しましたが最終的に飛び込みで入れるお店ありませんでした😭 |
街の散策をしたのは晩ごはんどこか入るお店あるかな~と探索も兼ねていたのですが
3連休ということで営業している居酒屋がどこも予約で満席状態、
晩ごはん難民になってしまいました最終的に😭
・・・というか、稚内駅界隈は寂れているせいもあり飲食店あんまりないのですよ
これ、北海道の札幌函館釧路帯広旭川とか大都市圏以外の都市で言えることなのですが
夜の晩ごはん難民は結構深刻で
店が開いていない、開いてる店は大体予約でいっぱい
というのがこの旅の最中、かなりありました
かといって繁華街方面に車動かすのももうめんどくさい、
ということで結局セコマのお世話になりましたw
北海道のコンビニも道の駅もゴミ箱殆ど置いてないからゴミの処分のこと考えて
極力お店入りたかったのですけどね~
ヤムワッカナイ温泉 港のゆにて 湯上がりの至福のひととき😇 |
夜になっても稚内の商店街、ゴーストタウン状態・・・ 街の明かりとBGMだけが物悲しく響き渡る |
なんか気になったシャッターのお店 稚内駅裏にて |
20時すぎ、
道の駅わっかないの第二駐車場はほぼ満車
周りを見渡せば県外ナンバー&窓を目張りした車ばかり
みな車中泊するためにここに停めているのだ
自分もそう
で、ふと思った
「どうせなら宗谷岬で車中泊したほうがいい経験になるのでは?」
・・・と思って結局車うごかしました笑
元々あんま飲まないのもありますが、お酒飲まなくてよかった😇
宗谷岬に近いところにセイコーマートがあるので翌朝の食料を調達しました セイコーマート とみいそ店 |
宗谷岬駐車場にて 灯りが眩しかったのと、結構輩が多かったので結局ここでは車中泊せず 裏の宗谷岬公園に移動しました |
日本最北端の地の碑、ライトアップされています 昼間は行列していましたが夜は人もまばら |
利便性の観点から言うと明らかに道の駅わっかないで車中泊したほうがよいのですけど
せっかくの旅ですしここは体験を優先してみました✨
「日本最北端の地で車中泊した」という記憶が大事なのかなと思いまして
で、宗谷岬駐車場にやってきたのですが
・夜でもそこそこ人の往来がある
・たまにウエーイがくる(連休だからかな)
・結構明るい
...ということが車中泊の準備を整えているときに気がつきました
大人しく道の駅で車中泊していたほうが多分よかっただろうw
まぁいいんですこういうの旅の醍醐味
で、このまま宗谷岬駐車場で車中泊するかな~って
悶々としていたのですが最終的に宗谷岬公園に移動しました
というのも、
宗谷岬駐車場
◯水洗の綺麗なトイレがある
×人の往来があり少し明るくうるさい
宗谷岬公園駐車場
◯誰もいない、超静か(たまに鹿が来るぐらいw)
×トイレがない
👆の比較検討した結果静かさ、安眠を取りましたよ。。。
トイレは先に済ませておけば夜緊急事態以外は大丈夫だろう、ということで
ということで長かった1日もおしまい
宗谷岬駐車場にて1泊することで夜は更けていきました😴
1日かけてやっと旅の真のスタート地点に立つことができました
明日からが本当の旅の始まり
未開の地の開拓がはじまります😤
(厳密に言うと猿払村のエヌサカ線までは到達しているのですけどね!)
翌日に続きます
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