個人的に登録有形文化財のお宿はちょっとしたマイブームで暇と予約の空きを見つけては全国の登録有形文化財のお宿に宿泊しています。
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花屋さんの玄関前にて愛車と
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今回はそのうちの1つ、別所温泉の花屋さんの予約が取れたので宿泊してきました。
ちなみに1泊お1人様で約27000円でした※。時期的なものにもよりますが物価高や古今のインバウンドを考えると、意外と良心的?と思ってしまいました。おそらく別所温泉、まだ外国人観光客にバレてない、というのもあるのでしょう😁宿泊客もたまたまかもしれませんが外国人観光客っぽいかたはいらっしゃいませんでしたし、温泉街を歩いてみても外国語が聞こえてきたことはありませんでした。
※部屋を選べば上は7万円のお部屋もあるよ!🤤
登録有形文化財のお宿は去年の12月、芦ノ牧温泉 仙峡閣に宿泊して以来、
仙峡閣は玄関だけが登録有形文化財に指定されているようでお部屋はちょっとイマイチな感じがありましたが、ここは建屋ほぼ全体が登録有形文化財ということでお宿の中で過ごす時間1分1秒ほぼすべてがお宿の空気感に触れることができそう。そういう意味で期待大で、実際本当によかった。
ということで、別所温泉 旅館 花屋さんです
別所温泉の少し外れの方にあるのが花屋さん。入口にはドスの利いた看板があり奥にはお城のような白壁の建屋が見えます。
花屋さんのエントランス付近。建屋は1917年、大正6年に建設された当寺の雰囲気色濃く残す建屋となっています。
そういえばいいお宿は係の人がチェックインの際に車を移動させてくれる
・・・最近車中泊ばっかりでしたのですっかり忘れていましたw
係の方に車を預けて通された先はもう大正和モダンな空間でした
旅館 花屋の風景 その①
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玄関 (帰りしなに撮ったのでスリッパが片付けられていますがチェックイン時はずらりと並んでいました) |
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ロビー、仕立ての良いソファにデスク、シャンデリアと雰囲気が最高に良くチェックインまちの間もただただ雰囲気に酔いしれる。窓から見える中庭の庭園もお見事でした。雨でしっとりツヤツヤでした。 |
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ロビーの奥に喫茶スペース コーヒーやお紅茶いただくことができます(有料) |
1つ1つの家具から、シャンデリアに床材までいちいち歴史を感じさせるいい造りのもの。この空間全体が非日常で、お出かけしてお泊りしてる実感を感じさせる。
客室は和室ですが奥のソファや照明にいたるまでその世界観は広がっていた。これがくたびれた蛍光灯の明かりだったり、奥のテーブルセットが雑なテーブルセットだったらがっかりしていただろう。カーテンの向こうには手入れが行き届いた庭が見え、本当に素敵な空間です。TVなんて無粋なものはもちろんOFFにして、外の雨音だけを聞きながら静かに過ごすのが本当に心地よかった。
さて、スマホのカメラはこのあたりにして85mm f1.4の出番です📸✨️
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奥の間のテーブルとソファ |
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照明にもおそらく花屋の紋が入っている この辺がいちいちエロい |
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窓の鍵はネジ式のものでした |
室内の撮影に85mmは若干無理がありますが、雨の日の部屋のしっとり感を綺麗に映してくれたと思う。
廊下、中庭に手入れが行き届いた木々、そいして水車と。家具は大正モダンな感じですが、そこから見える景色は日本庭園。この世界観がいいと思うのです。
折角カメラを持ってきたし、お夕食まで時間もあったので別所温泉の街中を散策してみました。外で散策して汗をかく👉️温泉でサッパリー👉️お夕食と、いい感じの流れで過ごすことにしました😇
別所温泉の町中を歩いてみる
これはスマホで撮影し別所温泉仕様のマンホール。絵柄はここのゆるキャラかな??
メインストリートから分岐した路地裏のある風景。インバウンド、外国人観光客にバレてない反面かなりひなびた場所なのがここ別所温泉。お湯は良いのですけどね。閉業した旅館がチラホラ目につきます。
温泉街の風景。どこをメインストリートとみなすかがちょっと悩ましいぐらい換算としている景色が続く印象でした。
公衆浴場の1つ、大湯。
タオルは持ってきていたので入浴しようと思えばできたのですが、温泉に入ると湯上がりに汗だくになると思ってここでは外から見るだけにしました。
閉業した旅館の螺旋階段
住居と廃業した旅館やホテル、商店と営業中のホテル旅館商店が入り乱れた独特の雰囲気が別所温泉と思いました。
別所温泉散策の最後に訪れたのが別所温泉駅。駅舎は水色を基調としたレトロな近代建築風で雰囲気は良かったと思う。基調となる色は違えど、雰囲気は北海道の小樽駅に近いような?
駅舎の中
シャンデリアや床の雰囲気もいい感じでした。ちなみに別所温泉って「信州の鎌倉」とか呼ばれてるらしいですがご存知でした?何故にこう、他力本願なんでしょうね・・・と思いました😂
別所温泉の寺社仏閣
別所温泉には2箇所、観光のポイントとされる寺社仏閣があってそれぞれ北向観音堂と安楽寺。それぞれ由緒あるお寺さんです。
まずは北向観音堂から、
門前通りは多分別所温泉一の繁華街かもしれない(ただし賑わっているとは言ってない)
寂れた温泉街のなかで唯一、営業中の店が連なるという意味で繁華街。ただ人はまばらでした。ジェラートでもいただこうかな~と思いましたが、晩御飯のことを思ってやめておきました。
北向観音堂の本堂
なぜか歌手でラスボスな小林幸子さんの提灯が飾られていました😂
温泉薬師瑠璃殿
御神木
さすがに85mmで撮るのは難しかった😂
これはスマホで撮った手水舎
温泉街の手水舎らしく出てくるのはお湯で、奥に成分表がありました
つづいて安楽寺
雨がほんのり降ったあとだったのが良かったらしい。苔が、緑がツヤツヤしていていい雰囲気でした。(蒸し暑く、階段を登ると汗だくになりましたけどね)
本堂に続く庭と小路
安楽寺は数はそれほど多くなかったですがあじさいがきれいでした
雨の時期だからこそのお楽しみ😊
そんなこんなで良い感じに散策を終えてお宿に戻りました。
どうせならどこかで冷えた甘酒でも飲んでこればよかったかな。結局外では何も買わず何も食べず、ただただ散歩しただけでした。
日も傾いてきた頃には別所温泉街の散策も終え、改めてお宿でのくつろぎ時間を楽しみました。建屋に灯りが入ると雰囲気が更に良くなります。
渡り廊下、スマホで撮影していい感じの雰囲気が撮れましたが唯一、この写真取ったときばかりは広角の標準ズーム持ってこればよかった、と嘆いた瞬間でした。
85mmでは絶対撮れないなこの絵は🤣
お夕食は食堂でいただきました。離れのお部屋取ってると部屋食になるらしいです。
お夕食のダイジェスト。和食フルコースで美味しかった。煮物や汁物の出汁にはほんのり柚子の香りがついていてお上品、
さらにお造りのお醤油がお味噌のたまり汁だったりしてかなり趣向を凝らしたご飯でめっちゃ美味しかった🤤味噌のたまり汁でお刺身いただくのは是非真似してみようと思った。お醤油より上品でめっちゃ美味しい。
食堂も多分登録有形文化財の部屋なのでしょう。ぶっとい梁をはじめシャンデリア、机に椅子と1つ1つ、この部屋を構成する要素がいい感じなのです。
地酒(秀峰喜久盛)を食中酒に頼みましたが徳利と猪口も花屋さん仕様の紋入り、こういうのイイね👍️
最後にお冷頼んだのですが、コースターも花屋さんの紋が入ってました。
続いてお風呂事情
お風呂は3種類あって、露店風呂・大理石の湯・若草風呂とあり大理石の湯と若草風呂は男女入れ替え制となっていました。別所温泉の基本は硫黄泉、ほんのり硫黄の香りがする程度で源泉温度が50℃前後とされています。湯舟は思ったほど熱くなく、本当に溶けてしまいたいぐらい心地よい至高のお湯でした。
日~月と週明けにかけて宿泊したため宿泊者さんそれほど多くなく、お風呂ほとんど独泉できたのが良かったと思う。お風呂は広いのでそこまで気にはなりませんが、外の雨音と、湯口から注ぐお湯の音に静かに癒やされながら、お湯に溶けていく感じがサイコーに気持ちよかった😇
・・・続いて湯上がりのお楽しみ
夜に追加オーダーで頼んだ飲み比べセット。地酒3種類とそれに合う肴がセットになっていてこれは良かったと思う。宿泊プランに付いているものでしたが、単品でもオーダー可能らしいです。
宿内にあった図書室、ソファやテーブル、シャンデリアがとてもおおらかで良い感じ。良いお屋敷の書斎みたいな感じでした。
フロントの連絡手段はすべて黒電話でした。客室も黒電話。このあたりもいちいち世界観が徹底されていていいですよね😇
ちなみにお宿ですが木造ですけど、意外と隣の部屋の音は気にならないレベルで静かでした。たまたま宿泊者が少なかったからかもしれませんが。本当に部屋の中も雨音が心地よい空間だった。
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こちらお部屋の照明 照明の傘も花屋の紋っぽい模様になっていて👍️ |
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ロビーのシャンデリア |
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ロビーのチェア ミラーレスで撮ると貫禄がちゃんと見える 座り心地もめっちゃ良かった |
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朝食後、チェックアウト前にコーヒー頼みました コーヒーセットももちろん花屋さんの紋入りでした |
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ロビーと中庭 スマホ撮影 |
こう見ると、やっぱりスマホはまんべんなく明るく無難な写真になって、
ミラーれレスだと空気感や微妙な淡い光の感じまでバッチリ映り込みますね。ミラーレスの写真のほうが、実際自分が見てきた、感じてきた景色に近い印象で写っています。
ということで短い時間でしたがお宿はあっという間にチェック・アウト
頭と体がバッチリリフレッシュできた時間を過ごすことができました。ここは個人的には殿堂入り確定ですよ。ただ、予約がなかなか取れないかもしれませんが・・・特にソロですと🤣
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